集中力がないと悩む人。それは自分の世界観を知らないだけかもしれない。

集中力がないと悩む人、こんにちは。
同じく集中力がこれっぽっちもありません。よろしくお願いします。

はじめに。
この記事では、巷で出回っているような「集中力を身につけるノウハウの紹介」というよりは、それらを使う上での意識のお話に近い内容になると思います。

僕自身、いくつかの集中力に関する本を読み実践をしていましたが、何故だかうまくいかない。自分は集中力がないダメ人間だ。と自分を責めてしまうことも何度かありました。

そんな僕でしたが、ほんの少し意識を変えたことをきっかけに、見違えるように集中状態に入りこみやすくなり、「これはすごい。」と何かを発明したような気持ちになっております。

読んでくださる方全員に効果があるとは言えませんが、同族の一例として、同じように集中力がないことに悩んでいる人に、少しでも気付きとなる部分があれば嬉しいです。

集中とはいかにその世界観に入り込めるかである

結論からいうならば、自分の世界観を意識し、そこに入り込むための儀式をおこなえばいいのです!!!!

あまり良い例えではないのかもしれませんが、抽象度センサーをあげて読んでいただけると助かります。

ここで言う世界観とは、目の前の取り組むべき物事の「目的」と、それをどう取り組みたいかという自分の「意志」の両方を掛け合わせたもののことを言います。

RPGで例えるなら、「冒険をする理由」と「どういう冒険をしたいか」をはっきりさせ、それらを合わせたゲームの世界観を、自分の中で確立するようなイメージです。

なぜ集中できないのかと言うと、要はこの自分の世界観(目的と意志)がはっきりしていないがために、集中するための意識が行き場を失ってしまっているような状況なのではないでしょうか。

例えば「集中」しなければならない場面は以下の通り様々あります。

・学校の授業
・テスト勉強
・会社での資料作り
・会議中
・創作活動 etc..

これらの集中すべき場面に直面した時、「勉強しなきゃ」「仕事しなきゃ」とストレートな意識を浮かべながら集中しようとしていませんか?

これで集中状態に入れる人は、もともと集中しやすい人か、たまたまコンディションが良かった場合だけです。
僕たちのような集中力のない人間は、「勉強しなきゃ」という、物事の表面をなぞるだけではなく、もう少し深い部分に意識を向けていく必要があります。

言うなれば「勉強しなきゃ」という意識だけでは、集中の入り口がぼやけて曖昧になってしまっている状況。
そうではなく、しっかりと目的と意志を理解し、理想の世界観をイメージすることで、集中の入り口をはっきりさせる必要があるのです。




大切なのは自分を知り理解すること

先に、目の前の取り組むべき物事の「目的」と、それをどう取り組みたいかという自分の「意志」をしっかりと意識することが大切と書きましたが、ここでより大切なのは「意志」の部分です。

このどう取り組みたいかという「意志」については、個々によって大きく変わってきます。

例えば
・丁寧に
・素早く効率的に
・おもしろく etc..

これらはその人がどう生きたいか、どういう人間で在りたいかという、その人独自の「考え・指針」が色濃くでる部分として、自分の世界観を作る上での根幹となります。

そのため、そもそも自分はどういう人間で、どういう生き方をしていきたいのかという、自己理解がある程度できていないと、入り込む世界観がないという話になってしまいますので、しっかりと自分の趣向や人間性を理解し、どう進んでいきたいのかをさだめるところから、向き合うことが大切です。

「意志」が定まれば、後は「目的」という枠組みにはめ込み、しっかりと世界観をイメージしましょう。

またまたRPGで例えるならば、皆んなに勇気を与えられるような冒険をしたいという「意志」のもと、魔王を倒すという「目的」を目指すようなイメージです。

もっと噛み砕くと、自分を主人公としてどんなキャラ設定にするかみたいな話です。

集中にはいるための具体的な方法

意識を入り込ませるための世界観はイメージできたとして、ではそこからどうすれば良いのかというと、最初に書いた通りなんらかの儀式を行います。

この儀式については、そのイメージした世界感によって個々変わってきます。
ここからは、巷で言われている「集中するための実践法」を自分の世界観にあった形で取り入れるようなイメージです。

例えば僕の場合、「丁寧に取り組みたい」ということを意識することが多いのですが、その世界観に入り込むために、物事に取り組む前に、丁寧にハンドドリップでコーヒーを淹れています。

同じように「丁寧さ」を意識している友人は、「折り紙で丁寧に鶴を折る」ということをしているようです。

要はイメージした世界観に通ずる、なんらかの儀式をおこなって、集中の入り口を潜っていくようなイメージです。

個人的にはやりすぎというくらいに、自分の世界観を演出した方が良いと思っています。
僕の場合「丁寧さ」を意識して、ハンドドリップするという例をだしましたが、それに加えて檜の匂いがでるロウソクに火をつけて1分間眺めるということもしています。

僕の中で檜の匂いは「丁寧」な匂いという謎のイメージがあるので、嗅覚からも「丁寧な世界観」に入り込む工夫をしています。

少し変わった方法のため、「感覚派」みたいな人間にしか効果はないかもしれませんし、こういった儀式は、職場や学校ではなかなか難しいと思いますが、折り紙レベルでも充分効果は感じられると思いますので、ぜひ試してみてください。

また、応用的な部分として、しっかりと自分を理解していれば、「集中するためのノウハウ」みたいな、実践本を読んだとき、どれは自分に合って、どれが自分に合わないかの選択がしっかりとできるようになると思います。

また意識がある分、効果も増大するのではないでしょうか。

自分を操る超集中力 / メンタリストDaiGo 【本】

まとめると

まとめ
  • 自分の世界観を知る(自分を知る)
  • 自分の世界観をイメージする
  • 自分の世界観に入るための儀式をする

という抽象度MAXなポイントをしっかりと抑えて、集中できないという悩みから解放される人が少しでもいれば嬉しいです。

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