4年前とは読む本が変わったなあという話。
学生だった頃は読書なんて一度もしたことがなくて、本を見るだけでもアレルギー反応がでてしまうような人間だったのですが、気がつけばどこにでも本を持ち歩くようになりました。
人間変わるものだねえ。
読書のきっかけ
本を読むようになったきっかけは、「このままじゃ自分やばいかもなあ」という、新卒1年目の焦燥感から逃れるため、なんとなく手に取った自己啓発本が始まりだったような気がします。
それからしばらくは、自己啓発本やビジネス書にハマり、なんだか読むだけで自分がパワーアップしていく感覚がクセになって、片っ端から知らないおじさんの本を読んだりしていました。
読むだけでパワーアップするというのは、後に過ちだと気付くのですが、それはまた別の機会に。
最終的に自己啓発本はやる気を出すための、エナジードリンク的な使い方しかできず、次第に飽きていきました。
あーでも。この本はよかった。おすすめである。
今では、めっきり自己啓発本の類は読まなくなり、興味もそそられなくなりました。
ようやく自分の中の哲学が固まってきたのかなあと思ったりしますが、ほんとは高校生とか、大学生の時点で辿り着くべきことなんだろうなあと思うと少し恥ずかしい。
自分で経験して考えられる人間は、そういった本は必要ないのかもしれませんが、自分で経験して考えられなかった僕は、紛れもなく自己啓発本から多くの考え方を知り、そして自分で考えるきっかけをもらったなあと思う。
そういう意味では、少しは自分の頭で考えられるようになってきたのかもしれない。
変化
最近は「感じ取る」というのがマイブームになっていて、自己啓発本やビジネス書のように、直接表現で考え方やノウハウを取り入れるというよりも、小説やコラムの中から、何かその本の哲学を感じ取る・読み取るというのが楽しい。
これは元来自分のあまのじゃくな性格もあるのかもしれないけれど、そうやってたどり着いた方がちゃんと残るような気がするのです。
あえて何か(小説で言う物語)を通すことで伝わるものって、間違いなくあると思うなあ。
そんなわけで最近はもっぱら小説か、専門書ばかり読んでいます。
おかげで通勤電車が楽しみだ。