エアロプレスを使って思ったこと。これはコーヒー初心者にこそオススメの器具かもしれない。
先日エアロプレスを購入しまして、楽しく美味しく使い倒しています。
(参照記事:エアロプレスを買ったよ。これは感動ものである。)
今回は、エアロプレスを使ってみて、色々と思ったことがあったので、そのことについて書きたいと思います。
エアロプレスはコーヒー初心者にこそオススメのコーヒー器具かも
誰が淹れても美味しく淹れられる
エアロプレスを使ってみて思ったのが、これプロでも素人でも抽出による大きな味の違いが出ないのではないかなと思ったのです。
もちろんプレスのかけ方によって、多少の違いはでるかもしれませんが、基本的にはレシピ通りの分量、放置時間、プレスする時間を守ることで、誰でも同じ味で抽出することができます。
味の特徴についてはこちらでまとめています。
・エアロプレスの特徴【どんな味になるの?】
コーヒー初心者と言えば、僕もそうでしたがハンドドリップからスタートする人が多いようなイメージですが、実はハンドドリップってお湯を細く一定にだすだとか、のの字描くようにだとかほんの少しコツが必要だったりしますし、素人がプロのハンドドリップを再現するのってかなり難しかったりします。
淹れ方をミスするとすごく不味いコーヒーになったりもします。
その点、エアロプレスは簡単で、かつ誰でも美味しいコーヒーが淹れられるので、初心者向きだと思うのです。
初心者向きである理由はそれだけではありません。
いろんなレシピが公開されている
そうなんです。プロはもちろん、世界チャンピオンのエアロプレスのレシピも公開されているので、それ通りやれば初心者でも世界チャンピオンの味も再現可能かもしれません。
※もちろんコーヒー豆に依存する部分が9割以上なので、同じ豆を用意しないと完全再現はできないのですが、、笑
ただ本当に色々なレシピが公開されていて、色々試すだけでも楽しいですし、美味しいコーヒーを淹れるための参考になったりします。
お気に入りのコーヒー豆で、一度美味しい淹れ方を発見したら、多少の誤差はあれどいつでも再現できるのは嬉しいです。
片付けが楽チン
片付けはめんどくさそうだなあと思っていたのですが、引くほど簡単に洗い終わります。
フィルター外してポンッして水でシャーしたら終わりです。
やっぱり使ったり片付けたりするハードルの低さは、日常的に使うためには必須要素だったりもするので、その点をクリアしているのは嬉しいですね。
エスプレッソ風の抽出もできてしまう
エアロプレス一台あれば、スタンダードな抽出からエスプレッソ風の抽出まで幅広くコーヒーを淹れることができます。
エスプレッソというのは、コーヒーの旨味が凝縮された濃いコーヒーなのですが、コーヒーが好きという方でも、あまり飲む機会がなかったりするんですよね。
カフェなどでももちろん飲めるのですが、エスプレッソはコーヒーの凝縮されたものなので量も少く、しかし普通のコーヒーと同じかそれ以上のお値段がするので、初心者が飲むには少しハードルが高かったりするんですよね。。
500円とか払って全然好みじゃなかったら嫌だし。。
ただエアロプレスがあれば、実験的にでもエスプレッソを試すことができますし、苦手かもと思えば、ミルクをいれればとてつもなく美味しいコーヒーになります。
色々なコーヒーを試すという視点から見ても、初心者の方にはエアロプレスオススメだなあと思います。
普通に安い
そうなんですよ。普通に安いのです。
コーヒー器具というと、始める前はすごいお金かかりそうだなと思ったりもするのですが、全然安いです。
だいたい4000円前後で売られていて、もちろん人によっては高いよと思う方もいると思いますが、これほど簡単に美味しいコーヒーが淹れられるものだと思うと個人的にはすごく安く感じます。
一番安くコーヒーを始められるのはハンドドリップなのですが、ドリッパー以外にも口の細いドリップポットなどを購入しようと思うと、安くても同じく3000円〜4000円は必要だったりしますので、大きな差も実はないのです。
ハンドドリップの方がいいんじゃーという方はこちらの記事をどうぞ。
自宅でコーヒーを淹れるのに必要な道具。定番商品の紹介も【ハンドドリップ準備編】
さらにエスプレッソも淹れようと思うともう、4000円では足りません。
しかも、誰でも美味しく淹れられるという特徴付きです。
これどう考えてもめっちゃ安いと思いませんか。。
さらに言うならば、エアロプレスってエアロビーという会社の独自商品で、初心者用とかプロ用とかないんですよ。
世界チャンピオンだって同じものを使っているのです。
他のジャンルで考えても初心者が世界チャンピオンと同じものを使える競技ってかなり少ないと思います。
初心者が使う上でのエアロプレスのデメリット
もちろんエアロプレスを使う上で、気をつけなければいけないこともあります。
それは、美味しいコーヒー豆を使って淹れないととことん不味いコーヒーに仕上がる可能性があります。
これは正直どの器具を使ったとしても同じことが言えるのですが、エアロプレスの場合はそれが如実に現れやすいのです。
エアロプレスの特徴として、コーヒー豆本来の味を引き出しやすいという特徴があり、もちろんこれは本来良い特徴なのですが、初心者の頃はコーヒー豆の鮮度なども、意識せず飲んでしまうことが多かったりするので、不味いコーヒー豆はそのまま不味いコーヒーとして出来上がってしまいます。
なのでコーヒー豆を購入する際には、お店の人に焙煎日を聞いて、なるべく焙煎から2〜3日以内のものを選ぶようにしましょう。
おわりに
僕のコーヒーデビューはハンドドリップで、それはハンドドリップ以外のコーヒーの淹れ方を知らなかったというのが、大きな理由なのですが、今思うとエアロプレスデビューもありだったなと思います。
もちろんハンドドリップ大好きなので、両方オススメしたいというのが本音なのですが、安定した美味しさを求めるなら、初心者の方にはエアロプレスがオススメです。
ぜひ興味を持った方は使ってみてください!衝撃の美味しさです。